局の道楽日記 2ndステージ

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友人の仕事を見せてもらう

親友Nちゃんが、
「ここ1年かかわってた注文住宅の引き渡しが今月末なんだけどさ、見に来る?」
売れっ子のNちゃん いつも忙しく設計、現場と駆け回ってるが、こういうお誘いは珍しい。

なので 「行く行く 見たい~」とすぐに乗って都合をつけた親友A(建築士)とNちゃん事務所税務担当のUちゃんと局(単に野次馬)




三階建て 二世帯+事務所 都心に300坪弱の土地に結構な庭を残してゆったり建てられた住宅である



玄関



リヴィングから広い庭を望める 










まだ工事中だったが キッチンなども見せてもらった










「そそ、これは元ニュー〇ェーブ仕様」
「あの会社ってこういう細々するの好きなんだよね~」と建築士女史たち



収納もたっぷり




お犬様スペース



個々の部屋からも庭がのぞめて日当たりも抜群そう





手すりが横についてるって良いなって思った



天然木(防火)のかっこいいドア



あらまあ ホームエレベーターまである



三階から屋上 やっぱり空間がゆったりしてるって素敵
しかしこの場所でこのスペースで家を建てられるって、まあ◯◯層なんですね。
この家は断熱材を外壁につけてあるそうだ(ってよくわからないんですが壁の内部につけるより効率が良い けど高いらしいっす)
なのでこれだけ日が当たっても夏もそこまで暑くならないはず 冬は床暖くらいで過ごせるはず らしい











素人の私が見ると使いやすそうで十分にカッコいい家と思うけど Nちゃんに言わせると外壁の断熱の代りにもっとかっちょいいフェンスやベランダにタイルを貼ったりする予算が削られ、「あたしとしてはもっと凝りたかったんだけど、すかたねー」だったそうだ。
施主さんの優先順位が重要でしょうからね。

でも私も今まで友人宅で注文住宅の広い所や住宅メーカーの家なども見せてもらったこともあるけど、一見ステキだけど無駄があったりこけおどしっぽいモノもあったりで、Nちゃんの設計はホントに暮らしやすそうですっきりしている。

ここの家だけでなく住宅って施主さんの人生観だの家族との関わりだのをかなりの程度で把握してそれに沿ったものを作らなきゃならないのであろう

「ってことはさ、Nちゃん。設計って単なる空間造りの才能だけじゃなくて 人生経験だの色んな意味の落としどころなんぞのわきまえのつけどころなんか必要なんだねえ。そうなると経験を積み重ねたお二人さんは今が旬ってことね」 と局

「いやいや旬は過ぎてるかもだけど まあ年取ってる方が諸々やりやすいことは確か、住宅の場合は一般常識じゃなくてそこんちの生活スタイルが常識だからね そこんとこの見極めが肝心なんだよね」とNちゃん

「今日はNちゃんのきっちりした仕事見れて嬉しかった 監督さんたちとのやりとりもNちゃんの経験と人柄そのものだね。良い勉強させてもらった」とAちゃん


「やっぱりメンドクサイけど住宅設計面白いよ 手間の割には儲からんけどね」ってNちゃんは結論づけてたけど自分の好きな仕事がこうやって形に残るって素敵だなと思った。